85MOTOR ROLLER & CONVEYOR■モータローラの選定方法①搬送物の質量、材質、底面形状等により衝撃がかかりますので、左記許容荷重の1/2~1/3で選定してください(底面形状が平滑でない段ボールケース等は1ケース当り2本以上のモータローラを使用してください)。②搬送荷重が500kgをこえるときは、コンベヤを複列でご使用ください。③モータローラで搬送できる最大荷重は1,000kgを限度としてください。(1)必要接線力(N)の確認モータローラの本数は搬送物質量・底面の大きさ、材質、平面度に関係しますが、一般的に搬送に必要な接線力である必要接線力(N)は下記計算式で求められます。(2)モータローラ必要本数の確認モータローラの必要本数は、必要接線力(N)とモータローラ1本当りの起動接線力(N)を比較して決めてください。※起動接線力は各機種ページの「特性仕様」にある「接線力(N)」の「起動」数値を確認してください。※必要接線力(N)を計算し、モータローラ必要本数、モータローラ1本当り許容荷重を確認のうえ、選定してください。水平または斜面に平行な力で引き上げる場合の必要接線力の計算式F = 9.8W(μ・cosθ+sinθ)斜面に平行な力で引き下ろす場合の必要接線力の計算式F = 9.8W(μ・cosθ-sinθ)1kgf ≒ 9.8NF=必要接線力(N)W=搬送物の質量(kg)μ=搬送物材質による転がり摩擦係数θ=コンベヤの傾斜角度(水平の場合、θ=0)φ38φ42.7φ48.6φ57φ60.5φ42.7 テーパローラ(R500用)φ42.7 テーパローラ(R900用)φ57 テーパローラ(R900用)456565100160̶̶̶4565651001606565100405555100160555510035454580130454580 30※1353580130808080̶303060100̶6060̶̶̶60100̶̶60̶̶̶5080̶̶̶̶̶̶5080̶̶̶モータローラの本数の決め方モータローラ1本当り許容荷重単位:kgローラ径RW呼称ローラ幅φ38・φ42.7・φ48.60.03~0.060.04~0.080.04~0.080.1~0.20.01~0.020.02~0.040.02~0.050.05~0.1φ57・φ60.5ローラ径金 属樹 脂木段ボール240305390490620690790890990303030505050スラスト荷重モータローラの必要本数=必要接線力(N)÷起動接線力(N)(3)モータローラ1本当り許容荷重の確認 モータローラ1本当り許容荷重(衝撃荷重を考慮し1/2~1/3とする)が、1本当りに受ける荷重を上まわれば許容荷重範囲内となります。ローラ1本当りの許容荷重×衝撃荷重を考慮した数値(1/2~1/3)>搬送物の質量÷ローラ受け本数モータローラの選定には、次の三要素が必要です。 ● 搬送物質量とモータローラ許容荷重 ● 接線力 ● 搬送物底面形状と大きさ下記を参考に選定してください。モータローラ1本当りの許容荷重W kgFMoterRoller※1 600RW時の数値です。※2 呼称ローラ幅620以上の場合、スラスト荷重は50kgとなります。50※23050※230表1材質による転がり摩擦係数μ表2表1表2選定について
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