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t1+t2t1t1+t2モータローラ&コンベヤ接線力FrトルクT96100-4040100-4040モータやモータローラを反復使用する時の1周期の中で、負荷時間の比率です。t1通電時間(負荷時間)をt1、停止時間をt2とすると、通電率(負荷時間率)=    となります。ドイツ規格VDE(ドイツ電気協会規格)ではこれを百分率で表し、%EDといい、モータの温度上昇による焼損を防ぐ目的で用います。高トルクタイプのモータローラはスタンダードタイプに比べトルクが1.5倍ありますが、それだけ消費電力も多く、モータの巻線温度が高温になるため連続運転ができません。高トルクタイプのモータローラは間欠運転でご使用ください。連続運転15分以下、通電率40%以下とは。    ×100 = 40より t2 =     t1t1 = 15分とするとt2 = 22.5分15分連続運転すれば22.5分の停止時間が必要。モータローラの搬送力を表現するためにトルクと接線力という言葉を使います。右図のようにプーリ(モータの出力軸に装着)に巻きつけた糸を回転すると、はかりに力がかかります。この力はプーリの径によって変わりますので、プーリの半径rとはかりに指示される力の積で一定の値として表します。これをトルクあるいは回転力といいます。  トルクT=[はかりの指示F(kg)×プーリ半径r(m)] (N・m)接線力とはFkgに相当するもので、モータローラの搬送力に相当します。モータローラ起動時の接線力のこと。ローラコンベヤ上での搬送に必要な力を算出する際に用いられます。搬送物が停止状態から動き出す状態のこと。この時、モータローラに最大の負荷がかかります。電荷を加える一対の電極で、単位はファラッド(F)。単相電源のモータローラはコンデンサで起動します。モータの出せる力を表す。一般的にモータが定格電圧、定格周波数で良好な特性を発揮しながら連続回転できる出力を意味します。モータローラの長さ方向に加わる荷重。ひとつの作業サイクルに要する時間を示し、モータローラの場合は起動/停止時間の合計で表します。電磁クラッチを応用したモータローラの一形態。通電時はクラッチが入り通常のモータローラですが、非通電時はクラッチが切れてギヤ抵抗の無いフリーローラとなります。電圧×電流で求められる電力。交流電流の場合は力率を掛け合わせた値。モータローラ軸を軸方向に押すとローラ端面までシャフトがへこんで、コンベヤフレームに装着後はスプリングの力で元の状態に復帰する機構。フレームを分解することなく、ワンタッチで簡単にモータローラの取付、取り外しができます。例23分間連続運転の場合、停止時間は何分必要か。通電率40%で例1の式より停止時間t2を求めるとt2 =     t1 = 4.5分…必要な時間。従って間欠運転のタイムスケジュールは下図のとおり。例13分4.5分3分4.5分運転停止運転停止モータプーリ3分MOTOR ROLLER & CONVEYOR運転はかり糸【起動接線力】【起動発進】【コンデンサ】【出力(W)】【スラスト荷重】【タクトタイム】【通電率】【ドライブ・フリー】【トルクと接線力】【入力(W)】【ワンタッチ取付機構】用語説明

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