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1ローラコンベヤの選定にあたり、まず前提条件となる下記の条件をできるだけ詳しく確認してください。①搬送物条件2まず搬送物の外形寸法にあわせて、ローラ幅を選定します。①RW呼称ローラ幅は搬送物の底面の幅+50mm以上で選定してください。搬送物幅(㎜)▼3積込み条件の作業方法により、ローラにかる衝撃荷重が異なります。下記にあてはめた数値とローラ1本当りの強度表により衝撃に耐えるローラを選定してください。WWW100200305390300490400620500690600790700800900700◀搬送物長さ(mm)50011ROLLER CONVEYORローラ1本当りの強度≧最大搬送物質量×衝撃倍数(N)■軽い衝撃のとき・外形寸法(長さ、幅、高さ)とその流れ方向。・1個当り質量(多品種の場合は最大と最小)。・段ボールケース、プラスチックケース、木箱等搬送物の 形状と材質。・底面の状態(缶類、プラスチックケースの底面は要注意)②搬送量条件・コンベヤ上に、ギッシリ載るか、適当に間隔があくのか。③作業条件・常温、高温、低温のいずれか。・水気、湿度はどの程度か。・ほこりっぽい所か、クリーンルームか。④積込み条件・コンベヤ上に搬送物をどのようにして載せるのか。②カーブ部がある場合は搬送物の幅、長さによりローラ幅は変わります。下表を参考にしてローラ幅を選定してください。表の見方搬送物長さ500mm、幅350mmの場合、グラフ上の点線をたどればローラ幅は490mmがよいことがわかります。■搬送物幅の見方同じ搬送物でも流れ方向により幅寸法(W)は異なります。搬送方向を確認する場合は必ず簡単な図を書いて確認し、搬送方向を矢印で明示してください。③搬送物の底面の幅がローラ幅以上であっても、底面がフラットでたわみ等のない場合は搬送が可能です(オーバーハング搬送)。ただし、コンベヤフレームに搬送物底面が接触しないこと。ローラ幅の目安は搬送物底面幅の70〜80%としてください。■パレット等を搬送する場合重量物のパレット搬送やパレットの強度を考慮し、コンベヤを複列で使用することをお勧めします。■搬送のみN=2〜2.5腹に抱えてきたものを500〜650mm高さのコンベヤに積込むときN=1.3〜1.5RW=搬送物幅+50搬送物幅※テーパローラR900 の場合240300搬送物幅選定について搬送物・作業環境の確認ローラ幅の選定型式の選定PointPoint

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