概要
大手3PL企業の株式会社ハマキョウレックスは、阪神間に広がるドラッグストア向けに尼崎南センター(兵庫県尼崎市)を新設。食品や日雑品とともに多品種の飲料ケースを店舗へ出荷する際のパレットからの荷降ろし作業に「ビジョンロボットデパレタイザ」を導入し、作業効率の向上と作業者の負担軽減をはかりました。
設備導入の経緯
飲料ケースのハンドリングは、荷降ろし作業者の大きな負担でした。加えてセンター始業時間が午前5時からという早朝のため、人が集まらないことにも頭を悩ませていました。
設備導入の効果
その解決策として今回ビジョンロボットデパレタイザが導入され、負担の大きい荷降し作業を自動化しました。多品種のケースも高精度なビジョンシステムにより、寸法やパターンデータなどの面倒な事前登録も不要で据付、即稼働を実現しました。ケース上面と側面を吸着する新型ハンドで、重い飲料ケースも確実にデバレタイズします。
3次元ビジョンセンサ
3D画像解析
ケース上面と側面を吸着する
新型ハンド
お客様の声
課題だったデパレタイズ作業の人手からの解放と早朝からの稼働はロボットが解決してくれました。飲料ケースは重い上、上面にミシン目の入っているものもありロボットハンドが確実に掴んでくれるのか心配したが、上面と側面のダブル吸着ハンドでケースを傷めることなくソフトに荷崩ししてくれます。ロボット導入後、実パレットをロボットへ供給するフォークマン1名だけでよく省人化も図れました。
※本記事内容は2022年6月に取材した内容を元に構成しております。
記事内の数値データや組織情報は取材時のものとなります。